カルマを生まない生き方

この世に存在するものは波動でつくられていると言われています。
その波動の周波数がさらに高くなっているようです。波動が変化することで、この地球に住む者へも、さまざまな影響が現れることでしょう。
格差社会という言葉が使われ始めてから、どれぐらいの時が経たでしょうか。
その格差社会は富める者、貧しい人たちという意味で、17世紀のフランス革命前の姿を現しているように、お金持ちは多くの財産を持ち、セレブと呼ばれ、その日の食べ物にも困ることなく生活している人もいれば、空腹で仕事もなく、ゴミ漁りをしながら、その日、どこで寝ようかと考えながら、町をさ迷う人もいます。
高級住宅、セレブが多く生活するアメリカのカルフォニア州の失業率は12%にもなっていると、ビバリーヒルズに住む友人が先日、ここに遊びに来たときに言っていました。
豊かな国の象徴だったアメリカですが、この先、二極分化はさらに拍車が掛かることでしょう。
いまの時点では経済的な二極分化に見えますが、今後、予想されるのは「こころ」の二極分化です。
自分さえ良ければと考える人が増えて行くことでしょう。
自分さえと思わなくても、自分の家族だけは、自国だけは、人間だけは、助けて欲しいと願う気持ちも、人間のエゴなんです。
旧約聖書にて「ノアの箱舟」のような状態の一歩手前にわたし達は生きているのです。
自我の欲だけで生き続ける人間達を観察し続けているのです。
この世に生きる生物、動物、あらゆる微生物も含めて、すべて繋がっていることを理解した者は、「ノアの箱舟」に乗れるかも知れません。
しかし、助かることを前提にして、誰かに親切にしたり、お世話したりするのではなく、来世のために、カルマを生まないためにも、「エゴ」を無くす生き方をここ数年の間に学ぶ方が、何倍も高級霊方に喜ばれることでしょう。
自我我欲とはエゴです。エゴとは、ギリシャ語で「わたし」であり、私心があるということです。この「エゴ」がカルマを生んでいるのです。
自分勝手な心を手放すことで、過ちのカルマは生まれないでしょう。
ですから、人間の欲である、善行でさえも、カルマが生まれることになるのです。
自分はこれだけ人様に良いことをしたのだから、天国にいけるだろうと思うことも、私心に欲が潜んでいるのです。周りから善行だと褒め称えたりする行為も、優越感に慕った時点で「エゴ」なんです。
では、どうしたら良いのでしょうか。
本物の善行と言えるのは、見返りを求めない心境での想い、言動、行いです。
何も考えなくても、無心で善い事をしてしまう人になれば、最高の功徳になることでしょう。
ありがとうございます。
合掌

1286355146_NONALNUM-616E67656C5C2772656164696E67