自分の心と向き合うと、「あの人」との関係も解決する パート1

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便利な社会になった21世紀ですが、心の方は未完全のままで、誰かに自分のモヤモヤした気持ちを分かって欲しいと願っている人は少なくないでしょう。

他人にも何も告げずに相手に分ってもらうことは難しいでしょう。

一昔は「私の目を見て下さい。私が嘘を言っているかと思いますか?」と目を見ることで人を信頼するという霊能的?な能力を持っていない人でも、差ほど、他人に騙されたり、振り回されたりすることなかったことでしょう。

また、自分自身を表現するときも、こうすればきっと分ってくれるだろう・・・。と、メールをしたり、電話をしたり、ブログを書いたり、SNSで相手のメッセージに即答したりして、自分もその仲間であるから、口には出さなくても、今の私の心情を分ってくれるだろうと思う行為こそが、「強く、自分を分って欲しい」という気持ちが込められているのです。

「私は辛い」

「私はあの人が嫌い」

「私はあの人が大好き」

「私はこんなに頑張っているのに」

「私は悲しい」

「私は心配」

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自分の気持ちを理解して欲しいが、どうして、分ってくれないのだろう。

同じ屋根の下に長年住んでいる親子でさえ、夫婦でさえ、親友でさえも、あなたが不満、不平を抱えていて怒っていても、肝心な伝え方がぶれていたら、相手がそれを分ってくれないことで相手を困らせたり、拗ねたり、文句を言ってしまい、そんな小さなあなたの「自己満足」「自己表現」が曖昧なために、人間関係のトラブルの種が生まれているのです。

あの人が怒っている理由が分らない。行き成り、話していると、泣き出してしまった。

ある日、突然、あの人に別れを告げられた。

いつもグチばかり言っている・・・。

それもこれも、すべて「人間関係の様々な心境」の裏側には、「分って欲しい」と、純粋な気持ちが見え隠れしているのです。

たとえば、夫婦喧嘩が始まりました。

それはとても些細な事から始まったとしましょう。「私はこんなに怒っているのに?この人は鈍感みたいね。だったら、もっと怒ってしまおうかしら?」と心で思ってしまいます。

気の弱い人だと、おろおろして泣いてしまい、相手も逆上して、手を上げてしまうこともあるでしょう。

喧嘩の理由は、昨日、今日の問題ではないでしょう。

ご主人が激務でほとんど会う日がない。子供が学校に行かない。

体調が悪いのに、家事の手伝いをしてくれない。

姑から連絡が私に来るときに限って、外出して帰宅が遅い。

どんな理由にしても、その気持ちを誰かに分かって欲しいというのが本音なんです。

その鬱憤を晴らせないため、子供が学校で仲間外れにされているのに、忙しいからという理由で「早く、ご飯を食べなさい」「早く、学校に行きなさい」「早く、寝なさい」とイライラした気持ちを自分の子供に投げかけたりしている間に、子供は子供で、<自分の気持ちを分かってくれなかったお母さん>という気持ちを持ってしまい、ある程度、大きくなるに連れて、親に介護が必要になってから、「実はあのとき・・・」という気持ちを伝え、いくら親子と言えども、関わりたくないと拒否してしまうこともあります。

そうなったときには、幼少期、青年期に芽生えてしまった心の中での「この人には分ってもらえない」と思い込んでしまい、大人になって自立して一人暮らしを始めたら、電話もしたくない、メールにも返信をしない親子にならないように、そのためにも、あなた自身がそう思うようになったのは、いつ頃なのか、どんなイベントでそんなことになったのか、どんな言葉をその人に言われて、そうなったのか、分っている場合は、まだまだ、その人とやり直すことが出来ることでしょう。

ありがとうございます。

次回は「共有」を綴ります。
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