人から優しくされた体験が、他の人を優しくする力に育つ

 

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あなたは他人に優しくされた経験はありますか?

「ある」と答えた人は、あなたは他の人に優しく接することが出来る人でしょう。

優しくされたり、大切にされたりした経験がなければ、大人になって急に他人のために何かをしてあげたいという気持ちは芽生え難いものです。

諺にて、「三つ子の魂百まで」という言葉の意味は、幼い頃の性格は、年をとっても変わらないということです。

幼いときに病気のときに母親、または、祖母がおかゆを作ってくれ、また、毎日美味しい夕食を作って貰っていた人は、他人への愛情の示し方を知らずして身につけています。

また、精神的に弱っているときに、友人に「何か私に出来ることがあったら言ってね。」と声をかけて貰うと、とても心強く、自分が元気になって誰かが困って いたときには、同じように、「私にできることがあれば言って下さい。」と、声をかけることが出来ることができるでしょう。

あなたも私も日常生活でいろいろな人の想いをバトンタッチしているのです。

人生はマラソンに似ています。

走る途中、風景が変わるように、人生では環境が変化したり、応援してくれる人が変わる時期があります。

また、マラソンの途中で一番辛いのは、最後の坂道は心臓を圧迫しまうぐらい過激な道のりと同じように、人生も同じように辛い時期があることでしょう。

辛い経験を味わった人は、また、辛い経験をしている人のために何かしてあげたいと思うようになります。

すべての経験には、深い意味が込められています。

人にして貰ったことで自分が助かったことを覚えていて、その恩返しに社会貢献をする人は、辛い経験がなければ、思いつかなかったアイデアだったかも知れないことがあります。

両腕を失った中国人のピアニストは足でピアノを弾き、世界中に彼の名は知れ渡りました。

また、盲目のピアニストも存在します。

彼らの活躍を見ていると、自分も頑張らないといけないと思えるほど、心が熱くなることはありませんか?

宿命は変えられませんが、運命は変えることができます。

 

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運命を呪って、自暴自棄に生きるよりも、運命を受け入れ、夢を追いかけることで、応援してくれる人が増え、その結果、自分は独りではなく、他者と共存していることを知る機会に恵まれたことに感謝出来ることでしょう。

もしも、あなたに何か困ったことがあり、助けて貰ったことがある場合はその人に直接恩返しが出来なくても、他の人に優しく出来れば、その想いは確実にバトンタッチ出来ていることになります。

大切なことは、人にして貰ったことで嬉しかったことを、タイミングをみて遣ってあげることです。

しかし、このタイミングと言う物が一番難しいことでしょう。

元気で積極的な人は常に誰かの役に立ちたいと願う人もいらっしゃることでしょう。

あるとき、友人のお母さんが癌宣告を受けて、余命が短いことを知らずして、その後、数か月後に他界したことも知らずに、「元気にしている~、ねぇ、 今度、ご飯食べに行こうよ。」と訊ねると、その友人は「う~ん。ちょっと・・・。」と答えたことで、積極的な人は「元気ないの?ねぇ~久しぶりに会おう よ。」と相手がなぜ落ち込んでいるか無視して、誘う人がいます。

ノーと言えない友人は、仕方なく友人と会い、気落ちしたまま、出かけて行くとテンションの高い友人は行き成り、自分の愚痴や不満を聞いてくれると思う友人 に永遠と話し、一服序に、「ねぇ、元気ないけど、どうしたの?」と、かなり時間が経って聞いても友人は答えることもなく、元気がない友人を励ますつもりで 説教をして、「じゃ~またね。バイバイ!」と言って別れ、後々、共通の友達から、お母様が他界したことを聞き、お節介な友人はメールで「元気出してね!」 という感じで、自分は素晴らしい人格だから、大丈夫と思う人は大切な友人を失ってしまったことに気づかないまま、同じようなことを他の人にしているため、 なかなか本当の意味での幸せを感じることが出来ないままになってしまい、気づくことが出来ないまま、年を取ることになります。

気づかないまま年を取ることで、困ったときに、大切な友人は側にいません。

誰も、優しい言葉をかけてくれず、辛い時間が長くなることでしょう。

人に優しいあなたは主張しなくても大丈夫なのです。

人を大切にできるあなたは幸せなのです。

それは、あなたは他人が困っているときの声のかけ方、そして、気持ちが伝わる方法を知っています。

悲しい想いを体験した人は、誰かが肩を擦ってくれたり、背中を撫でて貰ったり、手を握って貰うだけでも、気持ちが安らいだ経験があるでしょう。

涙を見せるだけでも、気持ちが楽になったこともあるでしょう。

他人と分かちあうことで、喜びは倍になり、苦しみが半減するのは本当です。

独りでは、困ったときに困ったままの平行線になることもあるでしょう。

だからこそ、人には優しくすることを続けることで、あなた自身も人に大切にされることになるのです。

嫌な人、嫌いな人に対しても、その人が困っていたら、優しくしてあげることも忘れなければ、あなたはいつでも、周りの人から大切な存在になって行くことになるでしょう。

ありがとうございます。

~英語で似た諺~

The leopard cannot change his spots.

ヒョウは斑点を変えることはできない

 

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