ダ・ヴィンチも訪れていたレフカラ村

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こんにちは!
いつもありがとうございます。
ありがとうございます。
昨日も今日も30度ほどの気温が続いております。暑い〜!
本当に暑い〜!と今の時点で弱気になっております。
サマータイムになってやっと夏時間の身体になりつつありますが、渡航先は時差がありますので、体内時計の調子が気になります。
既に昼間は本当に日照り続きです。
昨日、近所のキッコー教会のガーデンに散歩に行きました。
そこには小さな動物園みたいなのがあるのですが、鳥達にも春が来ている様子でした。オスの孔雀たちが立派な羽を広げてメスたちにシュー、シューと音と立てて、見て下さいと一生懸命になっていました。とっても、綺麗な色彩で、満足させて頂きました。
敷地内にはトカゲ、ヤモリがうようよしていました。
こちらは檻の中にいるのではなく、道端とかにトカゲたちが沢山いました。
以前、違うブログでオーストラリアのブルータングリザート(舌が青いトカゲ)は天然保護動物なんですが、シドニーの田舎で暮らしていたときに、何度も知らない間に入り込んでいました。話によるととっても幸運な動物だそうだったのですが、爬虫類は犬や猫たちと違い、どういう風に飼ってもよいか分りませんから、何度も追い出しては、「ここには来ないで頂戴!」とお願いしておりました。
旅行で行ったニューカレドニアで、夜、電気を点けようとしたときに20センチぐらいのイグアナが側にいて、大きな悲鳴をあげてしまいました。一緒にいた友達は笑いながら、手で捕まえて外に出していました。
しかし、すべての生き物にはお役目がありますから、苦手だからといって殺生はしてはいけません。
さて、今日の話は数年前にお話しようと思っていたレフカラ村のレースのお話です。
映画で「ダ・ヴィンチ・コード」というのが数年前に話題になりましたので、話題になると日本人は話題性を意識して、秘境でもどこでもお金にい止めをつけずにペールでも、アフリカでも行ってしまう方々もいます。
日本人観光客が貧困な国でもその他の国でも日本で買えないものを「安い!」「安い!」と連発しておりましたから、シドニーオークランドも物価が一機に上がりました。
ここでも稀に日本人観光バスが2台ほど止まっているのをみます。
キプロスの広さは四国の半分で人口は南のギリシャ系だけですと70万人ほどでしょうか。そのうち、北のトルコ系と南のギリシャ系も統合することでしょう。
そうなると北に行くのにもパスポートを見せなくても良くなりますし、イスタンブールなどにもここから飛行機でアテネに行くよりも近いので、日本への距離も近くなるので、わたし達にとっては願ったり叶ったりですが、旦那は指紋を記録しなければ行けない国に日本はなったので、少し躊躇しております。
わたしはそういう意味ではそれが嫌でアメリカに行ったことがありませんから、気持ちは分ります。
話が全く、ダ・ヴィンチに行っていませんね。

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ダ・ヴィンチがここキプロスに訪れたのは1481年。レフカラ村に行き、そのレフカラ・レースの美術性に感動し、ミラノ大聖堂の祭壇を飾るため持ち帰ったことから、ヨーロッパにその名が知れ渡ったと言われています。
日本人であれば、「キプロス?どこ?」と4年前にわたしが住み始めたときに、国際線のエアークルーの方達にも頻繁に質問されましたが、ヨーロッパ人でキプロスを知らない人はいません。
そのときのダ・ヴィンチ模様と呼ばれるデザインをはじめ、レフカラのレースは世界中の愛好者から大切に使用されています。
シンプルなレフカラ・レースの模様でさえも、大変な時間が掛かります。1メートルのレースを作るだけも、6ヶ月という気が遠くなるお話です。
そして、レフカラ・レースを作れる人もどんどん減っています。
キプロスのご年配のおばあちゃん達は手が器用ですから、元気で長生きな人が多いです。わたしも義理母に編み物を教わったりしております。でも、図というのがありませんから、「こうよ!こうよ!」と拙いギリシャ語で教えて貰っております。その編み物を細い糸で編むのですが、とっても綺麗でデザインも頭の中にあるらしいので驚いてしまいます。
レフカラのダ・ヴィンチ・コードと呼ばれる模様も感動してしまいます。
どこの観光地でもそうですが、レースも中国製が安いので見かけることがあると思いますが、見比べるとすぐに分ります。ミシンで出来たレースと、時間を掛けて作ったレースでは雲泥の差があります。
その布地には、世界最高峰といわれるアイリッシュ・リネンが使われています。縫い糸には、フランス製のパール・コットンと呼ばれる光沢と耐久性に優れた糸を使用しているそうです。
そして、不思議なことに、レフカラ・レースは両面がまったく同じ作りのリバーシブルになっています。
職人わざ?と思えるほど、デザインも1ミリ単位で同じですから、感動してしまいます。時間と手間を考えるとヨーロッパからレフカラ村に空港に着いたら直行で行き、「安い!」と言って大量に買い込んで、ネットで販売している観光客も多いそうです。
ありがとうございます。

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