気持ちを上手に切り替える

離婚、夫婦の問題、離婚後の生活の不安などの、ご相談を受けることがあります。
他人と一緒に生活することで、我慢したり、譲り合ったり、分かち合えたりする事を学ぶことで、魂は成長し、経験から幸せを得ることもあるでしょう。
しかし、この人とはもう結婚生活を続けられない。もう、限界だ。と思うこともあるでしょう。そうは思ったものの、お子さんがいらっしゃる場合は、子供がいるから別れることは、胸を引き裂かれる思いでしょう。
お子さんがいらっしゃらない夫婦で限界を感じるのであれば、潔く別れる決断も必要でしょう。
もしも、お子さんがいるのに、夫婦の間が上手く行かないと、はっきりしているならば、遅かれ、早かれ、その思いは現実化して行くことでしょう。お子さんが巣立った後に、別れるケースも増えています。
夫婦仲をよくする努力もしたが、一緒にいることでお互いをなじり合い、批判するような環境では、魂の成長の妨げにもなります。
夫婦の間に常に心地よい生活だけを求めていたのであれば、心を改めて、相手を思いやる気持ちを持つことで、開いてしまった溝を埋めることも出来るかも知れません。
しかし、離婚も結婚も、運命ですから、あなたの魂レベルによって、変えることが出来るのです。
離婚が結婚生活からの逃避ではなく、自分での努力したし、相手の気持ちも分かろうとしたが、学べることは学んだし、自分自身も至らなかった欠点も認め、心から決断をしたのであれば、あなたの魂がレベルアップした為に、結婚していた人との相手とは、離別することで、新しい人生を歩む一歩を踏み出すことが出来たのです。
ただ、その環境が嫌で逃げたいが為に、現実逃避をするだけでは、魂の成長はなく、また同じような繰り返しを続けることになるでしょう。
お子さんがいらっしゃる場合は、あなたの選択がお子さんの人生も左右します。
もしも、離婚しないと決めて、パートナーと分かち合いたいと願うのであれば、出来る限りの努力を惜しむことなく、夫婦仲を修復しましょう。
結婚とは、我慢の連続なのです。
我慢が出来ないから、喧嘩をする女性が増えております。喧嘩も良い喧嘩、悪い喧嘩があります。昔は「喧嘩するほど仲が良い。」　その喧嘩が相手を思っての喧嘩であれば、喧嘩をすることで、相手の欠点も改善されて、ゆっくりと、似た物夫婦になることでしょう。
努力もしない、相手の気持ちも尊重しない家族という名ばかりの他人と一緒に生活することは、家の中は生き地獄と言えるでしょう。
どちらの言い分もあるでしょう。
夫婦の目標が、はっきり見えないときは、船長がいない船に乗って、漂流しているような状態です。
相手の価値観、あなたの価値観も結婚したのが２０代のとき、３０代、４０代と歳を重ねることに変化して行くことでしょう。
どうやっても、無理だと思うのであれば、別れもひとつの選択です。
別れたから、人生が終わるのではなく、人生の始まりです。
お子さんがいらっしゃって、別れを選択するときは、慎重に決断する必要があるでしょう。
考え抜いて、決断をする際、今まで私立の学校に行かせてあげていたけど、良い洋服を着せてあげれない、小さな家で賃貸になってしまう、片親だけだと、寂しい思いをさせてしまうかも知れないと、心配はあるでしょうが、努力しても、相手と喧嘩が絶えず、その人といると、息が詰まって来り、相手の言動を許すことが出来なくなり、そして、自分の心に嘘をついてまで、結婚相手と一緒にいようと思えない、さらに、苦労を覚悟で離婚をするぐらいの気持ちがあるのであれば、お子さんも物質的には不自由するかも知れませんが、あなたの生きる覚悟、姿勢をお子さんは感じ取ることが出来ます。
例え、片親になっても、あなたを尊敬することでしょう。
子供は少しぐらい苦労させた方が、忍耐力も身につくこともあります。
真剣に生きている親のもとで成長することは、恥じることなどないのです。
笑いの無い家族の下で、生活を淡々とこなす方が、子供の才能を妨げていることにもなるでしょう。
無償の愛を子供に注ぎ、愛に溢れる家族を築き上げて下さい。
本当の幸せとは、何だろうとあなた自身もよく考えて下さい。
そして、決断して下さい。
もう一度、申し上げますが、夫婦仲の努力をして下さい。それでも、ダメなら、別れることを決断するのも、あなたの人生です。
ありがとうございます。
合掌