心の癖が人生を左右する

精神世界、スピリチュアル、瞑想などに興味を持つ人が２１世紀に突入して、爆発的に増え続けている。
数年前に世界中でブームになった、『ザ・シークレット』の本やＤＶＤ、その少し前は、風水なども流行った。
また、瞑想をする人も増えている。
外国人もジョギングを止めて、瞑想で心を落ち着かせてから、仕事に行く人達もいる。
心のあり方があなたの人生を決めているとしたら、心の癖を変えることで、人生がより良い方向へ進むとしたら、思考を変えることで、人生が幸せになるなら、やらないより、やった方が良いだろう。
より良い人生に導いてくれる瞑想を、普段の生活に取り入れることで、物事を冷静に判断出来るように訓練しましょう。
瞑想によって人生が劇的に変わることあまりないでしょうが、瞑想、祈りなどを続けることで、社会で起こる出来事や身近に起こっている問題解決の役には立ちます。
私たちは地上に転生した以上、肉体をまとっている以上、私たちの人生は苦しみや悲しみがたくさんあります。
たくさんあって当たり前なのです。
悲しいことに、精神世界に興味を持つ人の中には、高い理想の人生や完璧すぎる自分を目指し過ぎて、悩みを増やしている人もいます。
目標は高いほど、刺激になったり励みになりますが、充分にスピリチュアルを理解していないのに、「エゴを捨てなければ」「人を愛することをしなければ」「すべての人類を愛さなくてはならない」と頭だけの理想論は、自分のこころのモヤモヤを大きくして行き、さらに深い混乱を招いてしまうこともあるでしょう。
他者の目を気にするあまりに、立派な人になろうと焦るあまり、人生をマラソンで例えて言えば、あなたは高級ブランドの靴を買ったことで満足はしたが、走る練習を怠っていた為に、レースの直前まで何もせずに、この靴さえ買えば、レースに優勝出来ると思い込んでいた為に、現実は走らずして、結果は出ません。
一歩、一歩、大地を踏みしめながら、着実にあなたは走ることが大切なのです。
あなたは過去に失敗をしたことがありますか。
失敗しないで、今、生きているのであれば、あなたは年を取ったときに、小さな失敗でも、深く悩み、傷つくことでしょう。
若いうち、出来るだけたくさんの失敗をすることをお勧めします。
生きる喜びはありのままの自分を否定せずに、日々、今を大事に生きることです。
無理に人生を変える必要もありません。また、自分の人生が少し激変したぐらいで、身近にいる人の人生まで変えようなどと、決して思わないで下さい。
地上に生きている私たちは、死ぬまでゴタゴタとお付き合いをすることでしょう。
しかし、そのゴタゴタを経験する中で、苦しみに向き合い、時には、共に誰かと喜び、時には、あるがままの現状を受け入れることで、心が楽になるでしょう。
思い通りにならないことがあると、ジタバタして嘆くよりは、これもすべて意味があるから、こうなっていると思いましょう。
５年後、１０年後、２０年後、きっと、理解できることでしょう。
あるがままの自分を受け入れるためにも、静かに座り、目を閉じ、深呼吸をし、宇宙と繋がることをイメージして下さい。
心の奥深いところから、あなたへメッセージが届くことでしょう。
ありがとうございます。
合掌