生きる力

人生は長くて短い。
苦しい出来事が起こると、息をするのも辛くなることもある。
胸が押し付けられてしまって、誰とも話しをしたくなることもある。
なぜ、自分だけがこんな地獄のような苦しみを味わうことになったのだろうと、呪文のように考えても答えが出て来ず、出てくるのは涙だけのこともあるだろう。
無垢な子供の時代に戻ることが出来たら、きっと生き方や考え方が違ったかも知れないと脳裏に過ぎることもあるだろう。
いつ頃から、こんなに苦しむようになったのかと過去の自分の写真を探し、見てみても、懐かしさだけがこみ上げて来て、やっぱり、あのときに感情的に行動したことで方向が変化したかもと考えることもあるだろう。
もしも、誰かを傷つけ、相手に辛い思いをさせてしまったことで、いま、自分が後悔しているならば、心の中で、相手を思い浮かべて、懺悔することをお薦めします。
傷つけた人から、許して貰うことなど考える必要はない。
そのときの自分は自分勝手に自分を優先したことは確かだろうと反省しよう。
他人を押しのけて、手に入れたモノで幸せになれることはない。
目に見えないナイフで相手を傷つけてしまったからには、その相手の心の傷が癒されたときに、因果なもので、順調に進む道から、ささいな出来事で道から外れてしまうこともあるだろう。
もしも、辛い気持ちで生きることさえも、しんどいときは、命だけは大切に考え、それ以外のモノを手放すことで、重たい鎧冑を脱ぐことが出来るときもある。
高い目標を掲げて、常に頑張って来ても、心が空しいときは、その道に進むことで、自分を追い詰めることになるかもしれない予兆かも知れない。
目標を持つことは大事だが、その達成のために夢中になってしまうと、自分の生活を支えている宇宙の生命体の動きが、学べないこともある。
こんな時代だからこそ、より高い目標を掲げて、達成のために努力する行為は決して悪くない。
そして、より充実した生き方を持ち、自分の人生の価値を高めたい。その気持ちは良く分かるが、しかし、我武者羅な生活を繰り返していると、世の中にはお金と権力を持つことで、「魔法の杖」を手にしたと思い込み、汚れた価値しか見えなくなってしまう。
心が澄んでいないと、自分自身の心が本当に遣りたかったことも分からなくなってしまう。
本当に、その目標は自分にとって大切なものなのか、再度、考える時間を持つことを勧める。
こんなときこそ、「瞑想する時間」を持とう。瞑想する時間がなければ、1分でも良いので、深呼吸する時間を作って欲しい。
未来よりも「いま」を生きることで、心が穏やかになることを忘れてはいけない。
あなたのこころが、軽くなりますように、お祈り致します。
ありがとうございます。
合掌
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