不満を言う前に、自分を批判する目を持とう

世知辛い世の中になり、通信機が発達した今、時間の無駄使いをしているかも知れない。
不愉快な情報を提供しているサイト、悪質なサイト、他人に対する批判力は、急激に増え続けている。
批判するのは、結構なこととしても、もうすこし、自分の内側にも目を向けるときが「いま」ではないだろうか。
七福人という有難い福の神の中に、布袋さんという方がいらっしゃいます。
中国に実在した僧侶で、元の名は(契此 かいし)と呼ばれ、吉凶を占えば、必ず当たると言われるほどの高僧だったそうです。その契此さんはいつも大きな袋を背負い、身の回りの物はすべてその袋に入れていたことから、布袋和尚と呼ばれるようになったそうです。
そんな布袋さんの袋には、人の不平不満、愚痴、泣き言、悪口、文句、さらには、感謝の言葉、思いやり、優しさ、励まし、温かい言葉などを背負っていたのではないかと言われています。
あなたが誰かの悪口を言い続けたところで、何か変わるでしょうか。
誰かを激励する言葉、感謝の言葉、温かい言葉は人の心を温め、心の扉を開いてくれるでしょうが、文句ばかり言い続けていると、人も離れて行くことでしょう。
正当な理由があり、文句を言うのであれば、陰でこそこそといわずに、清々、堂々と相手に言えば良いでしょう。
ただ、愚痴を言っても、何もしないのであれば、解決できないまま、時間が過ぎるだけです。
また、私たちは、あまりにも、生きる価値を、世の中や、他人に求めすぎてはいませんか。
他人に求めすぎてなにが悪いのか・・・。
外に目を向けすぎると「いま」を大事に生きれない。
「いま」を大事に生きれないのに、より良い未来を努力しないで手に入れることができるだろうか。もしも、手に入れたとしても、共に喜ぶ相手や仲間もいないのは、寂しくないだろうか。
今の地球は人間が驕り高ぶり、うぬぼれすぎた結果、あらゆる場所、あらゆる問題で悲鳴をあげている。
私たち人間は、この地球に感謝したことがあるだろうか。
「ありがとうございます」と誰かに感謝されると、人はもっと、協力したり援助したくなる生き物ではないだろうか。
この地球も生きている。
地球、自然界の有難さを知って、「ありがとうございます」と感謝をしてくれる人達には、援助を惜しまないでいてくれる生命体だ。
宇宙、地球の恵みに感謝も出来ず、我意識ばかりが強く、人をコントロールし、人を振り回し、一人勝ちをしたいと思っている人には、辛い人生を与えることもある。
その時期は宇宙、地球、自然界がその人が命の次に大事だと思っているものを持って行ってしまう。
心の中は誰にも見えてないと思って悪い行い、悪い言葉を使い続けていると、辛い出来事が突然に起こるかもしれない。
宇宙は黙っているから知らないと思ったら、それはとんでもないことだ!
ありがとうございます。
暑中お見舞い申し上げます。
寒中お見舞い申し上げます。(南半球の方々へ)

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