ソウルメイトを探し求めて~どうすれば会えるのか PART24


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異性の好みは親からの影響を受けていることがある

動物の世界では稀に親を亡くした子猫が犬の母親のお乳を吸っている様子をメディアで取り上げられていることがあります。

生物とは不思議な生きもので、最初に眼にした物が親だと記憶するようです。

目が見えるようになったときに、母親の犬が捨てられていた子猫を自分の赤ちゃんだと思うぐらい愛情を注いでいれば、自然と子猫は犬のことを親だと思う現象は「すりこみ」という現象から来ているからでしょう。

目が開かないうちに捨てられた子猫を拾って育てると、子猫は犬以外の動物でも、親だと思い込み、後を追うようになります。

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人間の場合はこれほどまでに影響がないとしても、生まれてから眼にする物は、非常に重要な影響力になって潜在意識に残されています。

その影響として現われるのが、異性に対する好みになります。

通常は赤ちゃんが一番眼にするのは両親の顔なので、好みのタイプは男性であれば母親のイメージだったり、女性であれば父親の面影を持つ男性に思いを寄せる傾向があると言われています。

結婚式で親族の写真を撮ったりすると、どことなく、花嫁の父親と花婿が似ていたり、花婿の母親と花嫁が似ていることがあるでしょう。

また、顔が似ていなくても、性格が似ていることもあります。

それは、生まれたときに眼にした親というイメージが脳のどこかにインプットされているため、自分の親に似た人を好きになりやすいようです。

このような異性に対する好みは親から暗示された「別の自分」から形成されています。

「別の自分」とは、本当の自分ではなく、「こうあるべき」という「すり込まれた」価値観によって、「自分はこんな性格で、自分はこんなことが好きで、こうあるべきだ」というような、作られた自分のことです。

「別の自分」が恋愛したり、結婚に至ってしまうと、色々な問題が浮き出て来ます。

それは、男性は母親の面影を求めて夫婦生活をしていると、無意識に「どうして、こんな簡単な片付けもできないのだ。」と思ってしまったり、女性は父 親に対して抱いていた感情をそのまま夫に表現するため、可愛がられて育った女性はわがままに振舞ってしまい、「何が悪いの?」と理解出来ません。

妻である女性は、相手を父親だと思ってしまっているため、何がいけないのか分からないまま、ときとして、甘えられる父親がいる実家で生活する方が居心地が良くなってしまうこともあります。

「私のことをこんなに愛していると言って結婚してくれたのに、私のわがままを聞いてくれない、満足させてくれない・・・。」と言って、愛が冷めてしまい別れてしまうことになりかねません。

また、母親から虐待をされて育った夫は母親に憎しみの感情を抱いていることがあります。妻に対して冷淡な態度を取ったり、暴力を振るったり、優しい妻もどうして夫が急激に何かの言動で変わってしまうのか分からなくなってしまうことあります。

夫自身も心の傷を癒されないままいるため、思い悩んでいることもあるでしょう。

このような傾向は自分のせいではありません。無意識の「別の自分」が知らずして、そのような言動を取ってしまっているのです。

その「別の自分」の行動パターンは母親からの態度の影響が強いようです。

支配的な母親の場合 - 服従、消極的、依存的、自発性、温和

保護的な母親の場合 - 社会性の欠如、思慮深い、親切、神経質ではない

かまいすぎな母親の場合 - 幼児的、依存的、神経質、受動的、臆病

甘やかしすぎる母親の場合 - わがまま、反抗的、幼児的、神経質

服従的な母親の場合 - 無責任、攻撃的、乱暴、従順ではない

拒否的な母親の場合 - 神経質、反社会的、乱暴、注意を引こうとする

無視をする母親の場合 - 冷酷、攻撃的、情緒不安定、社会的、創造力豊か

残酷な母親の場合 - 強情、冷酷、逃避的、独立的

このような傾向を感じる場合は、親の投影をしていることになります。

依存と甘えは自分中心から来るもので、相手を支配したり、相手を困惑させてしまっては愛情も薄らいでいきます。

二人の愛が依存や甘えではなく、お互いが「自立」した自分を持ち、相手に対する思いやりを持つと協調関係が築かれることになります。

「別の自分」から「本当の自分を知ること」で、愛する人とつき始めた頃のウキウキした気持ちを毎日送ることが可能になることでしょう。

ありがとうございます。

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