人生は山あり谷ありを体験できるから素晴らしい

あなたは自分の「運」が気になりますか。人生には転機点が一生のうち少なくとも４回は訪れます。

波乱万丈な運命を背負った人ですと、通常の２倍もの過酷な運命を体験する人もいらっしゃるようです。長い人生の間には、私たちが避けようとしても避けて通れない運命的な出来事が用意されています。

最初は成長期、次は社会で働くことを学ぶ期間、３回目の転機は「養う・育てる」ことを自分自身が学ぶことです。人によっては親の介護をしながら、社会生活 を続けることになります。そして、最後は林住期に入ると、静かに死を受け入れるための「心の準備期間」を学ぶことになります。※林住期とは森林に隠棲して修行する時期

先人の伝統行事の還暦を迎える６０歳にも意味が込められています。干支（十干十二支）が一巡し、起算点となった年の干支に戻るとき、偉い人も地位を捨て隠居生活に入ることです。

人生には４つの山（峰）があり、そのひとつひとつに素晴らしい眺めと、坂道の険しさを体験することになります。山を登るときも大変ですが、山を下りるときも決して楽とは言えません。

しかし、登山ブームがあるように、山歩きを愛好する人も増えています。それは他では得られない感動が山にあるからでしょう。

あなたの人生の山登りにも、あなたしか体験できない貴重な学びを教えてくれることになるでしょう。ときには同伴者と感動を分かち合うこともあるでしょう。

この世に生まれてどんな体験をするのかは、ある程度、自分自身で決めて来ています。

それこそが宿命です。宿命は変えれませんが、運命は変えれます。

成長期は宿命なため、両親、生まれ育つ場所、環境などは自分の意思では変えるのは困難ですが、成人を迎えるころから、自分自身がどんな夢や希望を持っているかによっては、どの山に登りたいかは自分で決めて行けます。もちろん、最初から世界一高い山に登れるかとなると難しいでしょう。

でも、夢は大きい方が登るまでの辛さも過酷ですが、頂上から見渡す景色は格別でしょう。夢を追いかけているとき、同時に私たちは過去の心の傷を癒し、ワクワク、キラキラした気持ちと伴にまだ見ぬ絶頂を目指して進んで行くことが出来ます。

あなたが決めて来た、この世での課題や学びを終えていないと感じるのであれば、今の時代は還暦を超えても、転機が訪れるかも知れません。生まれた日によって、何を目的としてこの世に生まれ変わったのか、その目的を達成するにはどのような心がけが必要なのか、自分自身を知ることで、どんな山に登ることで、自分が見えて来ます。

人生のアップダウンを最小限にしたい場合は自分自身のこの世での目的、課題、カルマなどを知ることで前に進みやすくなります。それは、山登りをするときに天候、道具、同伴者が誰のか、ある程度の準備があった方が安心できるでしょう。

しかし、山を登るのはあなたです。山に登るのが面倒だから、疲れそうだからといって、山の麓で頂上を眺めていても何も始まりません。

あなたがもしも、どうしてこの世に生まれ変わったのか知るには、あなた自身が変化を求めて行動をしたいと願うとき、あなたの人生は変わり始めます。そう、運命の輪を動かすことができるのは、あなた自身の強い意志なのです。

思考は現実化することを覚えておいて下さい。そして、経験を多くした人、試練を乗り越えた人ほど、真の成功者になれることでしょう。

あなたがその１人になりますように、心よりお祈り致します。ありがとうございます。