カルマの法則 PART 1

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こんにちは!
もう、こちらは太陽の日差しが春を感じさせてくれます。
今日も元気で生きられたことに感謝しております。
さて、こちらのスピリチュアル掲示板を拝見したところ、カルマの法則のことで質問されている方がいらっしゃる様子。
カルマとは?業とは?分かっているようで分からないと思うときもあると思います。
キリストのたとえ話(新約聖書の中のマタイ18章)を読むことで、少し分かるかも知れない。精神世界は奥が深いので聖書を読んだからとか、お経を写経した瞬間からこころがすぐに変化するのでなく、じっくり、じっくりと自分自身の体験や考え方が変化して、そして、自分で納得して気付くことが出来るでしょうから、何事も焦る必要がないと思います。

 ☆「赦しを受けるには、人を赦すこと。」☆
【仲間を赦さない家来】
そのとき、ペトロがイエスのところに来て言った。「主よ、兄弟がわたしに対して罪を犯したなら、何回赦すべきでしょうか。七回までですか。」
エスは言われた。「あなたに言っておく。七回どころか七の七十倍までも赦しなさい。
そこで、天の国は次のようにたとえられる。ある王が、家来たちに貸した金の決済をしようとした。
決済し始めたところ、一万タラントン借金している家来が、王の前に連れて来られた。
しかし、返済できなかったので、主君はこの家来に、自分も妻も子も、また持ち物も全部売って返済するように命じた。
家来はひれ伏し、『どうか待ってください。きっと全部お返しします』としきりに願った。
その家来の主君は憐れに思って、彼を赦し、その借金を帳消しにしてやった。
ところが、この家来は外に出て、自分に百デナリオンの借金をしている仲間に出会うと、捕まえて首を絞め、『借金を返せ』と言った。
仲間はひれ伏して、『どうか待ってくれ。返すから』としきりに頼んだ。
しかし、承知せず、その仲間を引っぱって行き、借金を返すまでと牢に入れた。
仲間たちは、事の次第を見て非常に心を痛め、主君の前に出て事件を残らず告げた。
そこで、主君はその家来を呼びつけて言った。『不届きな家来だ。お前が頼んだから、借金を全部帳消しにしてやったのだ。
わたしがお前を憐れんでやったように、お前も自分の仲間を憐れんでやるべきではなかったか。』
そして、主君は怒って、借金をすっかり返済するまでと、家来を牢役人に引き渡した。
あなたがたの一人一人が、心から兄弟を赦さないなら、わたしの天の父もあなたがたに同じようになさるであろう。」


この世で生活をしているとどうしても人間関係は色々な形で存在します。
このお話はキリストは、私達が「因果」と呼ぶものの「法則」についておっしゃてくれております。
インドのヒンズー教徒のいう「カルマ」です。日本の仏教でいうと「業」になります。カルマの法則を教えることにて、運命の法則を述べているのです。
日常的にこのフレーズは皆さんの心の中に使われていると思いますが、キリストが教える中にて「あなたが蒔くものすべては、あなた自身で刈り取ることになる。」という法則です。
「あなたがすることは何であれ、それはいずれあなた自身に起こることになる。」つまり、帳尻を合わすために勘定があるということです。
返すべき借金があると言ってもいいかもしれません。
このお話の中でも主君と呼んでいる「王」は「命の支配者」であり、「天の父」です。天の父はとても慈悲深いのです。
その家来には「カルマ」があります。つまり、借金があります。
その借金を作り出したのは、つまり彼自身です。自分自身の生き方によってそれを生み出したのです。
家来は自分の生き方が間違っていたことに気づいていました。
罪とは法則に違反することです。もちろん「因果の法則」が働いているのです。
カルマは必ず返済しないとなりません。天の父は赦したのです。
しかし、外に出ると、自分に借りのある仲間に出会います。
この世ではいつでも、良いことであれ、悪いことであれ、誰かに何らかの形で貸し借りがあったりするものです。
私達が仲間に対してその罪を赦さずして忘れないままでいるのに、そのことも含めて主は赦してくれます。
しかし、自分のカルマを赦してくれと言いながら、自分に借りのある人を赦せないのに、厚かましくお願いするのはどうでしょうか。
このお話は心の奥深くに「神の慈悲」「運命の法則」「因果の法則」「慈悲の法則」を教えてくれておりますが、大変、難しいことだと思います。
この中で一番苦労するのは「因果の法則」だと思います。
小さな出来事でも、出会う人とのご縁、今を生きる自分、考える自分の意志などもご縁から来ております。ご縁を作る「縁起」そして、ご縁が複雑化している「因縁」もすべて自分が蒔いたことから起きるのです。
とタイトルには「カルマの法則 PART 1」と書いたものの、どう続きを書いていいやら・・・。
読んで頂き、ありがとうございます。
ありがとうございます。