達磨と水晶のお話

こんにちは!
いつも読んで頂いて、ありがとうございます。
ありがとうございます。
リクエストに答えて、今日は禅の開祖、達磨さんのお話。
いつも長く書いてしまっているので、今日は即席で描いた漫画をみながら、軽く読んで見て下さい。
「達磨と水晶の深い関係のお話」
今から、約1500年前の南インドの香至王国にて、王国の3人の一人であった達磨。
釈尊直伝の仏法を継承した27代目の祖師、般若多羅(ハンニャタラ)が会ったのが、わたし達日本人へ禅を学ぶ因縁となっているのです。
その般若多羅が王国から頂いた水晶を息子達に見せます。
般若:「美しいか?」

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息子二人:「はい、素晴らしく、美しいです。」
般若:「あなたがたのお父さまである国王から、頂いたばかりである。」
「いかがかな?この珠よりも美しく素晴らしいものが、はたしてこの世にあると思うか?」
息子二人:「いいえ、これ以上のものはこの世にないと思います。」「絶対にないと思います。」

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般若:「そなたも、そう思うか?」
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息子一人:「いいえ・・・」 
般若:「どうしてだ?違うのか?」
息子一人:「それは、その美しさは日の光に、反射しているだけで、珠自身の輝きではありません。」

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般若:「ほぉ〜!では、これ以上の宝珠がほかにあるというのだなぁ〜!」
息子一人:「はい、自ら輝きを放ち、決して壊れることもない宝珠があります。」
般若:「うむ〜!それはいったいどこにあるのかな?そなたはお持ちか?」
息子一人:「はい。わたしだけでなく誰もが自分の内に持っております。」
「あらゆる人の心に最上の宝珠があります。それは自ら輝きを放つ智慧と光です!」

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息子一人は少年でありながら、こう喝破したのです。
菩提多羅(息子の名前)は父の死後、7日間座禅をして、般若多羅により正式に剃髪して頂き、得度を受けた。
すなわち、僧になったわけである。
名前は菩提達磨
この意味は透徹した知性を備え、諸々の道理に通じている大いなる力量を得ているということです。
この二人が会わなければ、禅の開祖の達磨は僧になっていないかも知れないのですね。
さて、機会があれば、インドから中国に達磨が行ったお話しと、中国人の一人の弟子となる僧との出会いのお話をしましょう。
通常、3大宗教のキリストにしても、お釈迦様にしても、アラーにしても、弟子は少ないですね。
道元にしても、親鸞日蓮にしても多くの弟子はいなかったですね。直伝という意味ですの弟子です。
達磨さんの弟子も長い間、この一人の弟子を待っていました。
森羅万象と同じで、すべての出来事に時期があるのです。
読んで、見て頂き、ありがとうございます。
ありがとうございます。