流れに身をゆだねよう

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こんにちは!
いつもありがとうございます。
ありがとうございます。
暦の上では立春も過ぎているので、春爛漫になるのもあともう少しですね。
四季がある国は貴重だと思います。寒かったり、暑かったり、暑いときは暑いなりに楽しむことが出来ます。年中、常夏の国や常にアラスカみたいに寒かったら、暑い太陽でさえも、鬱陶しく感じるでしょうし、雪が降っても、感動も失せてしまうかも知れないでしょう。
自然界でも私達人間と同じで四季を楽しんでいると思います。
春、夏、秋、冬は仏教で例えると生、老、病、死とも言えるでしょう。
何度か訪れる季節の変化と同様に、個々の人生も変化して行きます。決して、同じ環境で死期に至るという人はいないと思います。
毎日の生活の中でも、同じ繰り返しだと思っていることでさえも、実は微妙に違っているのです。だからこそ、今を大事に生きることが大切なのです。
過去、現在、未来・・・。
過去の出来事に拘り続けていることは、自然界でいえば、川の流れをせき止めている大きな岩の塊のような存在かもしれません。その川の流れをせき止める行為は変化を恐れているから、自分の心地よい場所が延々に保持されて行くことを望んでいるからでしょう。変化に逆らえば逆らうほど、こころは苦しくなるのが分るでしょう。どうすれば変化に逆らうことをやめれるでしょうか。
どうすれば人生はこうあるべきという思い込みを捨てて、流れに身をゆだれることができるでしょう。
そのためには、未来のものと親しくなる技を身につける必要があるかもしれません。私達人間も自然界の動物達でさえも、命あるものたちは、変化を何度も繰り返し魂の中にインプットして来ています。未来が不安であるのは、今の人間も昔の人間も同じでしょう。未知の世界を誘導してくれるナビゲーションは今の時代にはまだ開発されていません。しかし、未来があまりにも分っていると詰まらないと思います。たとえば、初めて会った人を好きになってしまいました。その人の顔や声を思う度に嬉しくなったり、不安になったりするでしょう。その人には他に好きな人がいるのかな?と、思ったり、私のことをどう思ったかな?と、思いながら、今度、会うときにはどんな洋服を着て行こうかな?と考えるだけでも、心がウキウキしたりするものです。もしも、最初からその人とのご縁はないと分っていたら、何とも味気ないことでしょう。さらに、思い切って告白したことでお付き合いが始まったりしたら、さらに楽しい気分になることでしょう。
恋愛と同じで、新しい出会いや環境の変化は恐れから始まります。
未知のものだから恐れるのは当たり前です。向こう側の岸に行きたいけど、行けないままで立ち往生していてはいけません。あちら側の岸に飛び移るのが怖いのは私達人間だけではありません。動物のタイガーなども不安を感じるのはみんな同じです。それは、もしも、向こう側にジャンプした後に何が起るか分らないからです。今、いる場所のことは良く理解していることでしょう。
今の自分が何に苦しみ、どんなに不幸で、何に対して不安もよく理解しているときもあるでしょう。でも、ここから離れてしまうと、何が起るか分らないこそ、立ち往生してしまう人の方が多いことでしょう。
変化に直面するたびに、私達は恐怖心を抱き、ジレンマを味わいます。
それは、何が起るか分らないという真っ白な地図を渡されて、「どうぞ、自由に旅を続けて下さい。」と、言われた気分になります。
今までは目標もあったからこそ、頑張ってこれたが、突然、会社が倒産したり、昨日まで元気だったが、癌と宣告されたり、子供が巣立って行ってしまったりして、居心地の良かった役目を終えてしまうと、次の日の朝から、ベットから起きたくないと思って現実逃避してしまうことさえあるでしょう。
そうでなくても、自分の夢に向かって何かをしようと考えたとしましょう。たとえば、「新しい商売をしたいが、そのためには、今の仕事をやめなくてはならない。」「他の国に移住するには、今、住んでいる国のもろもろの処分をしなければならない。」「新しい彼氏を見つけて幸せになりたいが、そのためには、今の彼と別れる必要がある。」「今の旦那とは価値観があわないし、旦那は私を束縛し、ときどき私に言葉で罵倒をするが、次に新しい人が現れるかどうか不安だから、家庭内別居でも仕方ない。」「今の仕事は自分にはあっていないと思うが、他にこれといってやりたいことがないから、我慢している。」等など。と、一人、一人の心の不安は区々だろうと思える。世代、育った環境、男女も様々だろうが、不安は多少なりにあるだろう。
もしも、天の計らいで「仕事をやめてから1週間後に、商売を始められるお金が必ずあります。」とわかるのであれば、仕事をやめるのも簡単であろう。
「今の彼と別れても、次には素晴らしい人が待っています。こんな感じの人ですよ。」と神様が言ってくれれば、直ぐにでも別れることが出来るだろう。
誰かが今後のことで常に助言してくれるのであれば、どんなに大きな障害があっても飛び越えることが出来ると思えるだろう。
変化を起こすことは同時にあなたの学びになることを忘れていけない。
新しい幸福な未来へと導いてくれる環境やチャンスが用意されていると約束されれば、どんなに安心出来ることだろう。
あちら側の岸に飛び越えることで、幸せが待っているとすれば、どんなに安心だろう。
しかし、現実的にはそうはいかないときもある。
私達は結果がわからないままに変化を体験しなければならない。
しかし、ふたつのものの間にある空間は、大きな希望を秘めている。
大きな力を秘めている。だが、それを目の前にすると、誰もが後ろに下がってしまう。それは変化という恐怖心でこわくてたまらないからだ。
でも、次のものが与えられる前に、何かを手放さなくていけない。
それは空を旅できる気球のように、重たい砂の入ったバックを捨てないと高く上がることが出来ないように、私達も重たい砂という過去のバックを捨てることで魂磨きが出来ることだろう。
人生という旅から、新しい贈りものを受け取ることができるだろう。
もしも、あなたが不満や不安を抱いているならば、手放すことが出来ないものは何かを考えてみると良いだろう。きっと、あなたの心の底から分っていたことだから、それを捨てることで、もっと大事なものを手に入れることができるだろう。
ありがとうございます。