家族との運命

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こんにちは!
いつもありがとうございます。
ありがとうございます。
8月のカレンダーもあと数日になりました。
まだまだ、こちらは暑い日々が続いております。1ヶ月ぐらい先ごろには少し身体も楽になると思います。
家族。
それはどんな人にとってもかけがえのないものでしょう。家族が一番の宝物という人もいます。ただ、ときには家族こそが最大の悩みとなることもあるでしょう。私たち人間は物事が上手く行っているときは、周りの人とも親密になり、また、何をやっても順調に行きます。
でも、その反対に運が悪くなると、不思議なことに自分ばかりか、家族や親戚の人までが突然にツキがなくなり、運に見放されたような状態になることがあります。
たとえ話ですが、最初のそのきっかけはご家族の突然の病死から始まり、次に子供が交通事故に遭いました。次にローンを組んで購入した新しい家に住み始めて、突然のご主人にリストラ宣告されて精神的な病気を患ってしまい、さらに、親戚の人たちにまで災難が起きてしまうという話しは、皆さんも聞いたことがあるでしょう。あなた自身の家族、または、身近な人などで、こういう体験をしているか、あるいは過去に体験したことがあるかもしれないでしょう。
連鎖的に不幸なことが起きれば、通常は誰もが、その苦しさの原因を探ろうとして必死になることでしょう。ある人は信仰宗教、またある人は先祖崇拝に走るでしょう。精神的に衰弱している人であれば、生きるのが嫌になり、自殺を考えるかもしれません。その背景には、「何とかこの状況から逃れたい」「苦しみから救われたい」という気持ちで心が枯れた状態でしょう。
それまで、信仰心のまるでなかった人が、周りの人が驚くほどの熱心な信者になったり、得体の知れないXX占いなどにのめりこんだり、マスコミで有名なあらゆる霊能者のところを駆けずり回ったりするのは、家族の不幸から、「助かりたい」「どうにか解決したい」と願う気持ちがきっかけから始まっていくことが多いでしょう。私もサイキック・カウンセラーとして、人種に関係なく相談を受けるなかで、このような家族の話の相談内容を依頼されます。
ですから、こうしたことは必ずしも特殊な例ではないと言えるでしょう。
「先生、どうして私たちの家族だけがこんな苦労をするのでしょうか」
「周りの人たちは幸せに暮らしているのに、私たちの家族だけがどうして不幸なのでしょうか」
ここ数年前までは、家族で仲良く暮らしていたが、突然の不幸が家族を襲ったことで、家族皆の心がバラバラになってしまった。たとえば、子供が登校拒否、悪い友達との付き合いを始めてしまい。優秀と呼ばれていた可愛い息子が朝も起きず、学校にも行かず、真面目だった息子が豹変してしまうことケースがあります。息子に限らず、娘さんだったりすることもあるでしょう。
夏休みの期間、突然、髪の毛を金髪に染めて家に帰って来たり、家に帰って来なくなるという話は、昔も今も突然の変化で表面化してしまいます。
どうしてそうなったのか原因を探そうとするでしょうが、原因となるものを見つけ出すのは困難なときがあります。
息子のことでイライラしたり、どうして良いものかと悩んでいたら、突然、ご主人の会社が倒産してしまい、生活の糧を失ってしまい、それから夫婦の間で口論が絶えない状況が続き、主人は「お前の教育が悪いから、息子を甘やかすから、こうなったんだ」と責任を妻に押し付け、妻は夫が仕事を失っても、次の仕事を見つけようとせずに、昼間も家でゴロゴロしているか、昼間から競馬、パチンコ三昧で、家に帰って来るのも寝に帰るだけの生活、 夫は仕事を一生懸命していたが、気力を喪失してしまい、新しい職場探しなど興味を抱くことなく、家に居れば、朝から妻の小言で頭の中が一杯になるので、聞かないように努力しても、「これから、どうするの」「早く、仕事を探してくれないと、生活出来ないのよ、分っているの」「家には貯金がそれほどないし、家のローンだって払っていかなきゃいけないのよ、ねぇ、分っているの」等など、ご主人も分っているのですが、頑張って来た会社が突然の倒産で燃え尽きてしまった気持ちを妻は分ってくれません。ご主人は軽い鬱の為に、何を言っても「疲れた」と言うばかりで、相談相手にもならないと涙を流しながら、「私たち家族の運命はどうなっているのでしょうか。どうしてこんなに運が悪いのでしょうか」
その女性は家族崩壊をどにか食い止めたいと必死でした。
家族の運命には、家族の因縁や運命が似ている場合が少なくありません。
家族というグループソウルも魂の成長のために変化する時期があります。
時間の流れによって、奥様は意識しなかっただけで、息子さんもそれまでは自我を隠して母親のいう事を聞き入れ、友人とも遊ばず、テレビゲームもせず、真面目に一生懸命に勉強をしていたことでしょう。
もしも、息子さんの運命周期が安定の位置であれば、そのまま真面目に両親の期待に副ったまま、真面目に勉学に勤しんだことでしょう。
夏休みなどで、塾通いを通じて、気が緩んでしまい、それまで真面目に勉強していたが、その勉強へのストレス解消が出来ず、無意識に自我を解放することで、心のバランスが崩れてしまい、本心はもう勉強などしたくないと思っていたことで、爆発してしまったケースでしょう。
親の過度な期待が息子さんを追い込んだケースです。
失業してしまった父親も息子さんと似た性格だったりします。
真面目に仕事に取り組んで来たからこそ、精神的に燃え尽きてしまい、自分を責め、自分を追い込んでしまう性格だから、これから先を考えるとなると、エネルギーが不足している為に、誰とも話したくないから知らない人達が集まる、ギャンブル場、お酒やドラッグで惨めな気持ちを解消したいと逃げてしまうこともあるでしょう。
生きがいだった会社の倒産は、真面目なご主人には大事に可愛がっていたモノを失ってしまったほど、喪失感を感じている為に、家族の交流は途絶えてしまい、家の中は冷たい空気が漂ってしまい、奥さまから「これは先祖か何かの祟りですか」と訊ねれた。
不幸の原因が先祖との祟りという発想は、マスコミの影響があるでしょう。
不思議とキリスト教では、先祖の祟りなどという発想はありません。
家族の運命はとても複雑です。他人に話していることは案外綺麗ごとなのです。他人が知ることが出来ない、また、封印している「何か」がそれぞれの家族にあるでしょう。それはいわゆる「悪霊」や「先祖の祟り」などではありません。
家族の運命はシンクロしやすいでしょう。
ある家族は同じ時期に、兄と妹は離婚調停を行っています。
家族の運命的な状況は、どこの家族にも起きる現象でしょう。
自分達の家族だけは何も起きないということは、言い切れないことでしょう。
話は今のアメリカの状況ですが、21世紀に突入する前までは、ネコも杓子も世界で一番景気が良いから、アメリカに投資したり、銀行でさえも頭金もなく、貯金がない人たちにまでが、家を買っていた時期は本当に景気が良いのか、それともバブル景気なのかと思ってテレビのニュースを見ていました。
アメリカの負債額は「京」と呼ばれるほどに達成するほど悪化しています。
格差社会という言葉を使うようになっていますが、本当に格差社会になっているようです。ここ最近のリサーチでは40%のアメリカ人が「とっても貧乏」だと言っています。
突然のリストラなどは当たり前になって来ている状態です。
昔から「一寸先は闇」とよく言われています。
自分の家族もそうですが、国も家族の集まりの集団ですから、「自分達の国だけは何も起きない」とは言い切れない時代になっております。
誰でも明日の運命は分りません。
昨日まで元気にしていた人が、突然死んでしまい、その人が家長であれば、「運命は恐ろしい」と思うことでしょう。
どんなに強い人であっても、わが家族に降りかかってしまうと、家族全体の大きな混乱の渦の中に、嫌でも巻き込まれてしまうことでしょう。
運命とは本当に恐ろしいものです。
簡単に「偶然」という言葉では片付けられない奥の深さがあります。
運命はいったいどのようにして起きるのでしょうか。
色々な人を見てきておりますと、その中で気づいたことですが、不思議なことに、人間の運命パターンは個人だけでなく、家族の場合は大変似ている運命を持っていることです。
特に家族、親戚、また親しい友人などの場合は、似た運命周期、星座、生まれた日、性格、気質、才能なども似ていたりします。
ある夫婦は歳は違いましたが、同じ誕生日に生まれていたり、息子さんも同じ日が誕生日だという家族もあります。
似ているということは、良い時期、悪い時期がある程度重なると言えるでしょう。
親、兄弟、子供、配偶者まで似たような運命にてシンクロして行く状態です。
そういう意味では家族の一人が「良い運気」であれば、不思議なことに、他の家族の者までがある程度同じ時期に「良い運気」に変化していくのです。
もちろん、その反対に家族の一人が「悪い運気」に入ると、何らかの不遇な出来事に遭遇してしまうことでしょう。すると不思議なことに、他の家族にもその不運のおすそ分けとなり、悪い現象が同じ時期に重なることになります。
先ほど、アメリカの現象を話しましたが、それとは逆に今の中国は北京オリンピックの影響もあり、運命で言えば、「運気が良い」と言えるでしょうから、家族の集団である国という意味で言えば、良いシンクロ現象を招き、連鎖的に良い運気を呼び寄せていることになります。
このような現象を「シンクロニシティー」と呼んでいますが、偶然の確立を超えた、もっと深い何かが影響していると思えます。
その元になるものは、やはり霊的な世界でしょう。
その霊的な世界こそが、生きる中で不思議な現象を引き寄せていることになります。
その霊的な世界については、今回は書くのは控えます。
家族の運命に戻りますが、家族が何かの不運に遭遇したときに、本当の意味で家族を救えるのは、家族なんです。宗教の教祖様やご先祖様ではなく、一緒に住み、泣き笑いを共にした家族が一緒に協力することで、一緒にこの地上で家族として共にする何らかの運命的な意味があるのです。
家族が苦しい状況の中にいると、苦労の連続でもあるでしょうが、もしも、運命を偶然でなく必然的な意味でとるならば、どんな苦境の時期も一緒に乗り越えて行くことを共にする為に、この世に生まれたとも言えるでしょう。
この地上での家族は、個々の魂を育てる場所であり、その家に生まれたということはこの地上で深い絆で結ばれていることになるでしょう。
とても深い愛の絆で結ばれているということは、尊い絆で繋がっていることでしょうから、自分自身や家族を成長させるものであることを理解する心得があれば、家族の苦しい運命の闇から、開放されることでしょう。
私たちの生きている地上界には、偶然というものはありません。
起ったことすべてに、意味があります。自分にとって「悪い」ことのように思えるものでさえも、実は良くなる為の「種」であるのです。だから何事にも感謝する心と姿勢が大事ということを教えてくれています。

長い文章を読んで頂き、ありがとうございます。
ありがとうございます。
合掌