真のヒーラーを目指す人へ

混沌とした時代には現実的な社会よりも、非現実的な神秘の世界に惹かれてしまう人も増えることでしょう。
その見えない世界の倫理、道徳が正しい教えであれば、自分を救い、他人を救うことが出来るでしょう。
しかし、他人を救う、他人を助ける使命は憧れだけでは達成できません。
何事も遣り遂げるには、体験、体感、経験の基礎が必要です。
事を焦って遣り始めても、そう簡単に達成できないでしょう。
準備段階を経て、階段を一歩、一歩、ステップアップして進んで行きます。
魂の向上を目指し、霊的な能力を開発するにも、日々の修行、訓練が必要です。
熱心に修行をして行くことで、霊的な向上とともに、超能力が開花されることでしょう。
ある程度の人達は、この超能力で満足してしまい、真のヒーラーへ進むことを断念してしまいます。
本当のヒーラー(心霊家)を目指すには、更なる、努力が求められます。
名前を世に残した聖人たちは、自分自身のすべてを犠牲にして、他者のためにともに苦しみ、ともに泣き、家族を亡くし生きる希望を見失ってしまった人に安らぎを齎し、「愛」とはこころの傷を癒し(ヒーリング)、魂も浄化し、すこしでも多くの魂に良い影響を与えることを使命として、名誉、地位よりも、神さまの道具意識に徹していた方々は、覚悟が違います。
巷で数回のワークショップで伝授してもらい、今日から心霊家の看板をあげ、「ヒーリングしますから、来てくださいね。よろしく!」という生半可な感じで行うと、ヒーリングできているのか、できていないのか分からないから、どこと繋がっているのか確認できないから、邪霊と仲良くなってしまう人もいらっしゃいます。
霊界と繋がらないと、ヒーリング効果が発揮しないのです。
まず、霊界は、その人物が霊能者として役に立つか、様々な試練を幼少期から青年期、さらに、多くの試練を与え続けます。
時として、事故で瀕死に近い状態で、光の世界へ到達しようとすると、ご先祖さまから、「いまは、まだ、こちらに来てはダメだよ。」と言われて、この世に息を吹き返し、世のため、人のために、救済することを誓って生き始める人がいます。
極限まで追い込まれて、本来の目的を再確認した人は、神さまの道具として生きる道を選ばざることになります。
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霊界から選ばれたから、人生がバラ色ではなく、その過酷な生き方を通り越し、それでも、「神さまを信じますか。」と何度も、試練が訪れます。
もしも、神さまを信じないで、天使や守護霊の存在を意識し過ぎるのであれば、今後、試練が突然訪れて、辛い思いをすることになりますから、過酷な道に足を運ばないことをお薦め致します。
心霊家は生きている人間も助けなければなりませんが、未浄化霊などの救済も遣らなければならないこともあります。
通常、皆さん、幼少期時期から、霊との会話が出来、そして、霊能を開花し、人が見えないものを視ながら、複雑な心境で神さまの道具になるか、その霊能力を封印して、普通に生きるか、自分で決めていることでしょう。
ただ、決めれない人もいます。
キリストのような偉大な聖人になると、普通に生きようとしても、神さまも、霊界も生まれる前から、「人々を救う」という事を前提として、生まれ変わっていますので、「愛と奉仕」を教えながら、伝道し続け、磔にされても、「人を赦す」ことを教え続けていました。
多くの天使が見守る中、試練の道をキリストさえも通られました。
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試練に耐えぬく勇気がない人、愛がない人が、霊能力を持つと困ったことに、霊に憑かれ、取り返しの付かない災難に至ることもありますから、自分の方が霊よりも強いとか、霊ごときに遣られてたまるかなどと対抗意識など持たないことです。
愛を持って、霊と接することです。
相手も帰る場所に帰りたいのは、やまやまなのですが、光の道を閉ざされてしまい、霊界から誰も迎えに来ず、家なき子、霊界に帰れないホームレス状態の魂もいます。
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また、霊的な知識がない人は、目が見えない人が数十匹のコブラの檻に入れられても怖がることがないのと同様に、霊能はお金になるから、霊能を身に付けよう、「お金持ちになれるぞ!」などと軽い気持ちで始めると、数年後、数十年後には、どうなっているかは、その人のこころ次第です。
霊能力はある程度は開花できますが、その人の人格以上になることはありません。
霊能力を磨くには、「霊性を高めることを怠らないことです。」
一日、いま、ここを大事に生きながら、霊性を高めて行く訓練、修行を続けて行くことです。
人のために、他者のために、生きる姿勢は神さま、霊界が望んでいる生き方です。
霊的な旅は今回だけでは終わりません。
来世も続きます。
だから、焦らずに、まずは、この現世を全うすることです。
一生懸命生きて行きましょう。
ありがとうございます。
合掌
カズコ